ようするにみんなLではじまる連中

 あまり眠れず、明け方まで読書。朝御飯だけ軽く取って、少し仮眠。お昼過ぎに渋谷の旅行代理店へ行き、追いコンの手配を済ませる。これでこっちのほうはどうにかなりそうだ...。バイトまで読書。アンデシュ・ルースルンド『死刑囚』/(ランダムハウス文庫)をなんとかギリギリ読了。

死刑囚 (RHブックス・プラス)

死刑囚 (RHブックス・プラス)

 スウェーデンで一人のアメリカ人らしき男が暴行容疑で逮捕される。男の所持品からは偽造されたパスポートが発見され、スウェーデン警察はアメリカ本土に身元の照会をする。しかしなんと、目の前にいる男は6年前にオハイオ州で死刑になっているはずの男だった──。物語全体を見ると重い。その重さとは死刑囚=凶悪犯!みたいに連想される重さとはちょっと違い、ここでの重さとは『時間』。つまり、死刑囚が死を待つまでの時間、その重苦しさと悲壮感を持った雰囲気の重さ。そこに「どうやって死刑から逃れたのか?」というシンプルなミステリとしての謎が物語の軸として加わる事で、読み手を引き込み、待っている結末は確実に胸を打つ。素晴らしかったです。是非オススメ!最近当たりが多いな〜。(僕にオススメしてくれる方々の選書眼が素晴らしすぎるからだけどね!)

 夜はバイト。なんなくこなして、また新刊を買い込んだ。満足の一日でした。